Works
施工実績

M邸

竣工
2023年5月
所在地
山口県防府市
床暖房敷設面積
建物種別
住宅
床暖房種別
輻射暖房パネル

輻射式暖房で寒い冬も快適な住空間へ。
室内全体を理想的な室温でキープ。

吹き抜けをもつワイドなLDK。
生活動線にも配慮して輻射パネルを設置。

 かつて、セントラルヒーター付きの住宅にお住まいだったM様。室内全体を温めるスタイルが快適で、新しく二世帯住宅を建てるにあたっても輻射式暖房の設置をご希望なさいました。

 輻射式暖房とは輻射熱を利用した暖房方式のこと。空間に設置した輻射パネルの内部に温水を流すことでパネル周辺を温めます。M邸ではガスを用いた室外給湯機を用いて、室外でつくった温水を輻射パネルに流し、室内全体を温める計画を立てました。パネルの設置は吹き抜けのあるLDKに3台、個室用に設けた2つの洋室に1台ずつ。この際、重要になるのが輻射パネルの設置場所です。LDKのように広い空間を万遍なく温められる位置であることは大前提ですが、設計図の段階で人の行き来を妨げない生活動線に配慮した位置をご提案しました。

立ち上がりはスピーディで温もりが長く持続。
ホコリがたたず、空気が乾燥する心配もありません。

 M邸の熱源機はガスの給湯機でしたが、立ち上がりはとても早く、スイッチを押して約3分でパネル全体が温かく感じられます。下のバルブのコントロールで空気調整も可能。設定温度に合わせてお好みの快適性を保つことができます。また、外出時にも設定温度を低くしておけば室内は程よい暖かさのまま。スイッチを切ったとしても保温効果が高いので、急激に室内の温度が下がる心配はありません。

 なお、風が生じない輻射式暖房は静かでホコリもたたず、空気が乾燥しないという特長も。クーラーの風が苦手な方、健康に配慮して快適な住環境を追求なさるお客様からのオーダーが多い暖房方式です。

快適性を追求するホテルや旅館、住居など、
日本でも広く普及しつつあります。

 エアコンのように温風で空間の空気を対流させて温める方式とはちがい、天井や壁、床を温めることにより、人体にじんわりと優しく安定した温もりが伝わる輻射式暖房。セントラルヒーティングが普及しているヨーロッパでは主流の暖房スタイルですが、国内外から多様なゲストを迎える日本の旅館やホテルで普及しています。

最近は、日本でも1・2階が吹き抜けでつながっているなど壁や天井による仕切りを減らした戸建住宅が増えており、室内空間全体を温める輻射式暖房をリクエストなさるお施主様も増加。輻射パネル本体の色もバリエーションが豊富なので、空間に調和するタイプをお選びいただけます。

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